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この日は仕事が終わった後、彼女と待ち合わせして
いっしょに夕飯を食べる約束をしていた。

谷根千の商店街にある小さな洋食屋に彼女を誘ってみる。
ぼくはこの店のナポリタンが大好物なのである。

商店街をおしゃべりしながら歩いていると、
和栗スイーツで人気の甘味処の前で彼女が立ち止まる。

彼女が、目を三日月状態にしてぼくを見る。


「もうこの時間じゃ売り切れていると思うよ」


ぼくがそう言っても名残惜しそうに
彼女はメニューから目を離そうとはしない。


「ダメ元で聞いてみるかぃ?」


そう声をかけると彼女はうれしそうに店員さんに聞いた。

予想に反して、季節限定の和栗モンブランはまだあると
信じられないような答えが返ってきた。

むむむっ! こんな幸運もあるんだっ♪

誰もいない店内に入り、
ご褒美と呼びたくなるスイーツを注文する。

品のいい甘み、和栗特有のコク、
舌の先から右脳にダイレクトに響く美味しさ。
2人して至福のひとときを堪能する。


やはり、悪巧みの神様・女神様は、
いつでもぼくらの味方についていてくれている w

ありがたやぁ~




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